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appbrewのエンジニアチームの日々です

LIPSが2年間で自然検索流入を50倍にしたけど、あたりまえのことしかやっていない説

令和元年も終わりに近づき、めっきり寒くなってきた今日この頃ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか?

はじめまして。AppBrewでLIPSのWebグロース担当兼エンジニアをしている安間(@youkou0206)です。普段はSEO(すっごい ええ感じに Optimize)したり、施策考えたり、実装したり、お父さんをしてます。

 

LIPSといえば、ネイティブアプリのイメージが強いかと思いますが、実はWebサービスとしてのLIPSもおかげさまで自然検索流入数が2年間で50倍になり、3000万PVを突破して順調に伸びています。

今回は、普段あまりスポットが当たることがないWeb版LIPSのSEO施策についてお話ししたいと思います。

実際振り返ってみると当たり前のことしかやってないんですが、SEOに関わる仕事をしている方もSEOにあんまり興味ない方もご一読いただけると嬉しいです。

  

 

LIPSの現状(数字で殴りにいくスタイル)

GoogleAnalytics 自然検索トラフィック セッション数 2018年1月〜2019年12月

GoogleAnalyticsの2018年1月〜2019年12月の自然検索トラフィックのセッション数のグラフになります。2年間で約50倍、直近1年間では約5倍になっています。

結果だけ見ると順調なようですが、ずっと右肩上がりだったわけではなく、伸び悩んだときも、アップデートにやられて1日で25%近く下落して枕を濡らした夜もありました。

それでも私たちはGoogle神を信じ続け、崇め奉り「ONE TEAM」で頑張ってきました。 次の章からはそんな私たちのSEO施策について話していきたいと思います。

 

LIPSのSEO施策について

基本指針

AppBrewのWebグロースチームは以下の指針に沿って、SEO施策を考えています。

1. 最小工数で最大限の効果をあげる

これはどこの企業も同じだと思いますが、いかに工数を少なくして、最大限の効果を得るか常に考えて開発を行っています。特にSEOに関しては「この施策を行えば必ず成果がでる」という性質のものではないので、人力を使わずに済む方法があればできるだけ自動化して、優れたコンテンツを生成できるかということに注力しています。

2. サービスの強みを生かして他社と差別化する

SEOというのは相対評価になるので、競合よりも優れたコンテンツを提供しなければなりません。LIPSの強みは累計100万件以上のレビュー数と画像・動画コンテンツのクオリティからなる圧倒的熱量です。これらの強みを生かして、Webに最適化した状態でコンテンツを提供しています。

3. データ・ドリブンSEO

私たちは日々様々なものを見て感じて影響されて生きてきています。そのため、「こうするべき」というバイアス(先入観)を通して物事を見ています。なるべくこれらに影響されないため私たちは様々な指標のデータを分析し、施策の継続・中止含め意思決定を行っています。

 

これまでやってきた主な施策

これらの基本指針を念頭に、私たちは2年間ゴリゴリとSEO施策を推し進めてきました。本当にあたりまえのことばかりですが、その一部を紹介したいと思います。

分析基盤を整える

AppBrew社はRedashを使って分析していることは周知の事実かと思いますが、Webチームも例に漏れずユーザー行動や流入、GoogleBotの動きなどをRedashで可視化して分析しています。

分析基盤について詳しく知りたい方は代表の書いたスタートアップでも出来る分析基盤 をお読みください。

tech.appbrew.io

適切なマークアップ

基本中の基本ですが、特に以下の点はLIPSの強みを活かせるよう気をつけています。

  • 画像コンテンツのalt属性に漏れがないようにする
  • 更新頻度の高さをtimeタグで主張する

あんまり意味がないと言われて久しいHTMLマークアップですが、UGCはコンテンツの質をコントロールすることができないため、ユーザーが投稿してくれたコンテンツをできる限りGoogleに理解しやすいように伝えることも私たちの義務だと思っています。

ページの正規化・不要なコンテンツの削除

UGCの宿命なのでしょうが、放っておくと無限にページが生成されてしまいます。もちろん、それらのページの中には質の低いコンテンツもありますので、LIPSではルールベースで301・canonical・noindexなどを適切に設定して、ページの質をコントロールしています。 

内部リンクの集中と分散

関連性があり高品質なページへリンクを集中させ、かつクローラビリティの観点から適度に分散されるように内部リンクを調整しています。また、アンカーテキストもUXを阻害しない限り、リンク先の内容がわかるようなものにするよう意識しています。

構造化データを記述する

構造化データを記述することによって、Googleにテキスト情報やコンテンツ内容を適切に理解してもらい、検索結果にリッチスニペットとして表示されやすくなります。リッチスニペットが表示されると、スクリーン上の占有面積ひいてはCTRの向上に繋がるのでLIPSでも重要施策として置いています。

 

アップデートの日はカリフォルニアに祈りを捧げる

このようなコアアルゴリズムアップデートのアナウンスがあった時は私たちWebグロースチームみんなでSEOの聖地であるGoogle本社のあるカリフォルニアに向かって祈りを捧げています。これもSEO担当者なら、あたりまえですよね?

今後のWeb版LIPSの課題

このように色々とやってきたLIPSですが、まだまだ課題は山積みです。

  • ページスピード
  • 現状あるページのコンテンツ改善(NLPを使ったアプローチ)
  • 空白地帯(検索クエリとしてはボリュームがあるものの対応するページが存在しないもの)へのアプローチ
  • タブレット対応
  • プロダクトとしての完成度(UX)

 

こんな私達と一緒に LIPS の成長を支えていくエンジニアを引き続き募集しております。興味がある方はぜひぜひご応募ください!

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この記事で伝えたかったこと

長々と書きましたが、この記事を通じて皆さんに伝えたかったことは一つです。

SEOめっちゃ辛いけど、来年もまた1年間頑張っていこうな。今年もお疲れ様でした!